果物や野菜を選ぶ際には、『農薬を使っていない食品を選ぶ』ことが大切です。
一般に流通している野菜を買って保存しておいたところ、腐らずに溶けてしまったことがないでしょうか?
昔の野菜は、古くなると、しなびたり腐ったりしていきました。
ところが、今の野菜はドロドロに溶けていくことがあります。
これは、農薬が原因と言われています。
自然の土の中には、豊かな養分が含まれており、それが、植物を育て、実を結ばせます。
今の農作物は、化学肥料を使い、散布した農薬も土壌に浸透していきます。
このような状態で育った果物や野菜には、生命力が宿っていない、
つまり、十分な栄養素や酵素がなくなってしまっているのです。
実際に、野菜に含まれるビタミン等の栄養素は、年ごとに減少していると言われています。
また、食物と一緒に体内に入った残留農薬を解毒するためには、大量の酵素が使われます。
酵素を補おうと果物や生野菜を摂ったにも関わらず、体内の農薬を排出するために、
体内の酵素が消費されてしまうのです。
もっとも、農薬や化学肥料を使った果物や野菜を全て排除することは、ほぼ不可能です。
家庭において、無農薬の食品を買っていたとしても、
外食すれば、恐らく農薬も一緒に体内に入れることになります。
まずは、少しずつ、無農薬の野菜をみつけたら試しに買ってみるなど、無農薬、有機栽培ということばに敏感
になることから始めてみてはいかがでしょうか。
時間はかかるかもしれませんが、消費者の姿勢が変わっていけば、生産者も変わらざるをえないと、
私は考えています。最近では、安心して買える無農薬、有機栽培の食品も増えてきたように思います。
ただし、有機栽培でないからと、野菜を食べる機会が減ることの方が体には良くありません。
あまり神経質にならずに、生野菜をたっぷりと食卓に並べる習慣をつくり、健康な体をつくることが
優先だと考えています。
私自身は、外食の機会も多いので、外食そのものがストレスにならないように、
酵素が不足していると感じたときは、良質の酵素サプリメントで、
酵素不足を補うようにしています。
ただし、基本は、食品から酵素を摂ることです。
食生活をいい加減にして、サプリメントだけで補うことは、人間らしい生き方ではないと思います。